日本で唯一、プロヴァンスの老舗が作るセザンヌも食べたという伝統菓子

「噛むほどにアーモンドの香りが楽しめる」と隊員から挙がったのは、15世紀宮廷菓子職人が考案したという、カリソン・デクス。厳格な基準を満たした上で南仏プロヴァンスでのみ作ることが認められた伝統菓子で、しかも日本ではこちらでしか手に入らない、１８７４年創業の老舗、レオナール・パルリ社のもの。地中海沿岸で採れる風味豊かなアーモンドに、フランス産メロンとスペイン産オレンジピールの自家製コンフィを練りこんだその味は、表面のアイシングのカリッとした歯応えのあとにねっちりとした食感が口中を刺激。アーモンドの芳醇な香りとフルーツの風味は、濃いめのお茶や紅茶、洋酒にもおすすめ。